図4. 1回換気量が少ないと肺胞換気は悪くなる
呼吸していたとします。すなわち頻浅(浅速)呼吸です。1回換気量が250mlであっても32回呼吸してくれるのだから、これは換気量として250ml×32=8000mlある、分時換気量が8lだといって安心していいのだろうかというと、そうではない(図4)。
すなわち、肺胞での有効換気はそこからデッドスペースの量を引かなければならない。150ml×32、これが馬鹿にならない量をもっているわけで、4800mlもあります。そこで有効肺胞換気は8000ml-4800ml=3200mlとなります。非常に浅い呼吸しかできない人だと、肺胞でガス交換できる量VAは3.2lというようにたいへん少なくなってしまうのです。図
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